対象製品型式:
API-AIO(WDM)、API-DIO(WDM)、API-CNT(WDM)、API-SMC(WDM)、API-DIG(WDM)、API-DMM(WDM)、
API-GPIB(WDM)、API-GPIB(98/PC)
関連情報:
ドライバ関数を実行する為に必要なDLLファイル(ファイル名:C***.DLL等)
がインストールされていない(存在しない)状態であり、同ファイルを呼び出せない為に発生します。
FAQ:WDMドライバのインストール、更新手順(Windows 10 / 11)
https://faq.contec.com/faq/show/1787
より、
・ご使用ハードウェア対応デバイスドライバのインストール(Setup.exe実行)を行ったのみ、の状態:
⇒ 該当ファイルはOS所定フォルダに存在しない状態の為、本エラーが発生します。
・上記Setup.exeを実行後、一度でもそのドライバ対応ハードウェアのインストール
(デバイスマネージャーにてハードウェア正常認識)が行われた環境:
⇒ 該当ファイルはOS所定フォルダにコピー済み状態の為、これらエラーは発生しません。
よって本エラーを解消するには、下記いずれかが必要となります。
・インストール済みドライバ対応のハードウェアインストールを行う
・デモデバイス(擬似デバイス)のインストール
(*)デジタル入出力デバイス:API-DIO(WDM)、アナログ入出力デバイス:API-DIO(WDM)、のみ
参考FAQ:
・DEMO DEVICEのインストール方法(Windows 10 /11編)
https://faq.contec.com/faq/show/1835
【解説】
ドライバパッケージのインストーラ(setup.exe)実行完了のタイミングにおいては、
DLLファイル等ドライバファイルはOS指定の所定フォルダにコピー(インストール)されません。
これらドライバファイルがOS指定の所定フォルダにコピー(インストール)されるタイミングは、
・OSがハードウェアを認識し、ハードウェアのインストールが正常に完了
のタイミングとなります。
(*) 厳密にはUSBデバイスやボード(PnPデバイス)以外においては若干異なりますが、同様とお考えください。
よって、
・一度もハードウェアのインストールが正常に完了していない状態
(デバイスマネージャーで一度も正常認識していない状態)
においては、必要なドライバファイルはOS指定の所定フォルダにコピーされていない為、
本FAQ内容の「ドライバ関数実行時に該当DLLが存在しない」旨のエラーが発生します。
なお前述内容により、DLLファイル等ドライバファイルの手動コピーは動作異常の原因となる為、
「ドライバファイルの手動コピー」を行った場合、弊社動作保証外となりますのでご注意ください。