対象製品型式:
API-AIO(WDM)、API-DIO(WDM)、API-CNT(WDM)、API-SMC(WDM)、API-DIG(WDM)、API-DMM(WDM)、
API-GPIB(WDM)、API-GPIB(98/PC)
関連情報:
ドライバ関数を実行する為のDLLファイル(C***.DLL等)がインストールされていない(存在しない)為に発生します。
エラー例

下記Setup.exeにてデバイスドライバのインストールを行っただけの状態では、本エラーが発生します。
・Windows10/11環境の場合: \INF\WDM\***_forWin10\Setup.exe
・それ以外の環境の場合:\INF\WDM\***\Setup.exe
(※):***はAIO、CNT、DIO、SMCなどのドライバカテゴリ名です
デバイスドライバのインストール後、
一度でもハードウェアのインストールが行われた環境(デバイスマネージャにてハードウェア正常認識済み)
においては、このエラーは発生しません。
【解説】
ドライバパッケージのインストーラ(setup.exe)実行完了のタイミングにおいては、
DLLファイル等ドライバファイルはOS指定の所定フォルダにコピー(インストール)されません。
これらドライバファイルがOS指定の所定フォルダにコピー(インストール)されるタイミングは、
・OSがハードウェアを認識し、ハードウェアのインストールが正常に完了
のタイミングとなります。
(*) 厳密にはUSBデバイスやボード(PnPデバイス)以外においては若干異なりますが、同様とお考えください。
よって、
・一度もハードウェアのインストールが正常に完了していない状態
(デバイスマネージャーで一度も正常認識していない状態)
においては、必要なドライバファイルはOS指定の所定フォルダにコピーされていない為、
本FAQ内容の「ドライバ関数実行時に該当DLLが存在しない」旨のエラーが発生します。
なお前述内容により、DLLファイル等ドライバファイルの手動コピーは動作異常の原因となる為、
ドライバファイルの手動コピーを行った場合、弊社動作保証外となります。
ご注意ください。