対象製品型式:PCIボード
関連情報:
「PCIバス」ボード使用時、「特定PC」 にてPC側要因により、本現象が発生することを確認しています。
「コード 12」 :
該当デバイスが使用する為のPC側の空きリソースが不足している状態です。
この状態は、ご使用PC側のブリッジに割り当てられているリソースから、弊社デバイスが要求する
リソース範囲の割り当てに失敗したことを示しています。
・弊社デバイスに割り当てるPC側のリソースが足りない
・そもそも割り当てるリソースが存在しない
の状態が考えられます。
本現象については、下記内容をご確認の上、ご使用PCメーカーにお問い合せください。
以下、確認方法を記載します。
下記にて、デバイスマネージャーのデバイスのツリー表示を変更します。
・「表示」>「デバイス(接続別)」
■正常にリソースが割り振られた状態
正しい動作の場合、ツリーの親から子に対し、決められたI/Oアドレス範囲が順に割り振られます。
下記の場合、PC側の「PCI-to-PCIブリッジ」のI/Oアドレス範囲から、
弊社デバイスがPC側に対し要求したI/Oアドレス範囲が正常に割り当てられています。よって「コード
12」は発生していません。
以下、現象発生確認PC を使用した場合の例となります。
■「コード 12」エラーにてリソースが割り振られない状態
PC側の「PCI-to-PCIブリッジ」の親にはI/Oアドレス範囲が存在しています。
にも関わらず、デバイスに対してのI/Oアドレス範囲の割り当て元である「PCI-to-PCIブリッジ」には
I/Oアドレスが割り振られておらず、該当リソースが空の状態となっています。
よって、弊社デバイス側の要求に対しI/Oアドレスが割り当てられず、その結果、リソースエラーで
ある「コード12」が発生しています。
参考情報:
■同PCにおいて、弊社の「PCI Expressバス」ボードを使用した例
この場合は、PC側の「PCI Express To PCI/PCI-X ブリッジ」にI/Oアドレス範囲の割り当てがあり、
ブリッジから弊社デバイスに対し正常にリソースの割り当てが行われており、弊社デバイスで
コード12は発生していません。