• No : 1094
  • 公開日時 : 2014/07/16 17:05
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電力会社の売電データとSolarView計測データの比べ方

・電力会社への売電データとSolarView計測データの比べ方
・電力会社検針期間とSolarView計測データの計測期間について
カテゴリー : 

回答

対象製品型式:
  SolarView Series

関連情報:
  コンテック太陽光発電計測装置SolarView (以下 「SolarView」) の計測データと
 電力会社から届くお知らせ (以下 「お知らせ」) の購入電力量*1には、差異が発生します。
 差異の要因としては、次のものがあります。

  ①期間による差異
  ②発電所内負荷(消費)による差異
  ③発電所内損失よる差異

 *1:太陽光発電所からの売電電力量です(電力会社側からの視点では購入となります)。

 このFAQでは、差異の各要因についてご説明します。

 ①期間による差異
   まず、検針について、ご説明します。
  検針とは、電力会社が購入電力量を知るために電力量メータの目盛を調べることです。
  電力会社は、毎月、検針を行うことで、購入電力量を計算しています。

  「お知らせ」の購入電力量は、電力会社が電力量メータの値を検針し、今回検針値から、
  前回検針値を引いた結果となります。
  ※検針日は、毎月同じ日の同じ時間に決まっているのではなく、月によって異なります。
  (検針日が不明なときは電力会社にお問合せください)

  「お知らせ」にある購入電力量は、月初~月末(1日~31日)のデータではないため、
  「SolarViewの年報データと比較すると差異が発生することになります。
  そのため、「お知らせ」の購入電力量と比較するには「SolarViewの計測データは、
  月報から対象となる検針期間のデータを抽出する必要があります。
  ただし、検針時間による差異を考慮する必要があります。

  月報データは1日毎の集計が保存されており、検診の行われた時間によって差異は変動します。
  例えば、5月7日 10時に検針が行われたとすると

   ○「お知らせ」では
     ・5月7日 当日の10時までに発電した電力量は、今回の購入電力量
     ・5月7日 当日の10時以降に発電した電力量は、次回の購入電力量

   ○「SolarView月報データでは、
     ・5月7日 当日の10時までに発電した電力量は、5月7日の発電電力量
     ・5月7日 当日の10時以降に発電した電力量は、5月7日の発電電力量

  となるためです。

  (注意)
   「記録型計量器」が設置されている場合には、検針日ではなく計量日で
   購入電力量が 計算される場合があります。

   記録型計量器、計量日については電力会社にお問合せください。


 ②発電所内負荷(消費)による差異
   照明機器・空調機器・監視や計測機器などで、太陽光発電からの電力の使用がある場合、
  それらの機器の消費電力が差異となります。
  消費電力による差異については、SolarViewの計測データでは算出することはできません。
  発電所内負荷による消費電力については、電気工事メーカにお問合せください。

 ③発電所内損失よる差異
   交流配線・電圧変換器(トランス)などによる損失による差異です。
  損失による差異については、SolarViewの計測データでは算出することはできません。
  発電所内損失については、電気工事メーカにお問合せください。