・AIO-120802LN-USB、AIO-121602LN-USBのデジタル入出力機能の使用方法について
本製品(AIO-120802LN-USB、AIO-121602LN-USB)のデジタル入出力の仕様としては「双方向」です。
以下、データシート、マニュアルの「仕様」より以下抜粋:
- デジタル入出力部:
入出力点数 非絶縁16 点(ソフトウェアにて、入力16 点/入出力各8 点/出力16 点を選択)
よって、本製品にてデジタル入力/出力を行うには、専用関数(AioSetDioDirection)を使用し、
事前に、ポート単位で「入力」「出力」の設定を行っておく必要があります。
[参考]
16点 = 16bit = 2Port = 2ポートとお考えください。
始めの8点が「ポート0」、次の8点が「ポート1」となります。
詳細については、API-AIO(WDM)のヘルプファイル、もしくはオンラインヘルプより
・アナログ入出力用ドライバ > 関数リファレンス > デジタル入出力方向 > AioSetDioDirection
の内容も併せてご確認ください。
本ドライバオンラインヘルプは、リンク:API-AIO(WDM) の「オンラインヘルプ」より参照可能です。
■AioSetDioDirection関数 引数:Dir
| 入出力 2ポート(全16bit) | 【設定】引数:Dir | |
| ポート1(bit8-16) | ポート0 (bit0-7) | 範囲:0x00 - 0x03 |
| DI(入力) | DI(入力) | 0x00 (初期値) |
| DI(入力) | DO(出力) | 0x01 |
| DO(出力) | DI(入力) | 0x02 |
| DO(出力) | DO(出力) | 0x03 |
なお上記内容「0x00 (初期値)」より、
全点において初期設定は「入力」設定ですが、
本関数にて「出力」設定に変更したタイミングで、下記関数の設定内容状態に変化します。
・AioOutputDoBit関数:(機能:指定デジタル出力ビットにデータを出力します)
上記関数にて
- 0:OFFを設定時 → 出力点が「High」の場合「Low」に切り替わります
- 1:ONを設定時 → 出力点が「High」の場合「High」(*)となります。
(*)
出力点としてはHigh → Highですが、正確には
・High(入力設定でプルアップ5Vが見えている状態) → High(出力設定で5V出力)
の状況です。
よって出力モード切り替え前においては、デジタル出力としてはドライブ能力が無い点にご注意ください。
■サンプルプログラム
下記サンプルプログラムにて、本機能動作確認、および、同関数の使用例の確認が可能です。
オンラインヘルプより下記内容もご確認ください。
・アナログ入出力用ドライバ > サンプルプログラム > GUIサンプルプログラム一覧
- DigitalIO: デジタル汎用入出力
■診断プログラムは下記設定で固定です。
・ポート0 :入力(設定固定)
・ポート1 :出力(設定固定)