• No : 3974
  • 公開日時 : 2025/05/14 08:39
  • 更新日時 : 2025/06/20 19:52
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CPI-RASのRTCドライバーのロードが失敗する

CPI-RASのリファレンスマニュアル の「ソフトウェアについて」の「2. RTCドライバ」から 次のコマンドでRTCドライバをロードしようとしていますが エラーが発生致します。

> sudo sh -c 'echo rx8900 0x32 > /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device'
> sh: 1: cannot create /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device: Directory nonexistent  

 

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回答

対象製品型式
 CPI-RAS

CPI-RAS製品ページにあるリファレンスマニュアル をダウンロードしていただいていると思います。
下記の2点について、ご確認ください。

 


①「セットアップ」の「2. Raspberry Piの設定」にある「I2C(Inter-Integrated Circuit)通信を有効にする設定」が有効にしていない、もしくは有効に変更した後、再起動が行われないまま、「ソフトウェアについて」の「2. RTCドライバ」のドライバーロードを行うと エラーが発生致します。
エラーを解消するためには、下記の順番にてリファレンスマニュアルを参照しながら進めてください。

  1. 「セットアップ」の「2.Raspberry Piの設定」の設定 および OSの再起動
  2. 「セットアップ」の「5. 動作確認」の「i2cdetect -y 1」が正常に行われているかどうかの確認
  3. 再度、「ソフトウェアについて」の「2. RTCドライバ」のドライバのロード

② Raspberry Pi OSのバージョンが「May,2025」 以降のバージョンの場合、/sys/class/i2c-adapterではなく、/sys/class/i2c-devとなりましたので、コマンド内容を変更する必要がございます。

下記のコマンドで実行することで改善致します。

> sudo sh -c 'echo rx8900 0x32 > /sys/class/i2c-dev/i2c-1/new_device'  
対象製品型式
CPI-RAS